<全国高校バスケット選抜優勝大会:桜花学園100-72山村学園>◇女子2回戦◇24日◇東京体育館

 過去優勝17度の優勝を誇る名門桜花学園(愛知)が山村学園(埼玉)に圧勝した。第1Qは22-23とリードを許す厳しい展開。気持ちを切り替えた第2Qは36-11と本領を発揮し、一気に突き放した。100点を奪っての大勝にも、井上真一監督は不満顔。「出だしのディフェンスが悪かった。こちらに初戦の緊張感があり、相手は2戦目。シード校が負けるパターンだったが、第2Qから気を引き締め直した」と振り返った。

 下級生中心のチームを引っ張る三好南穂主将(3年)は「先生(監督)に『ウチと相手の違いはセンターの高さだ』と言われ、うまくインサイドを使って立て直せた。緊張も取れたと思うので、下級生がのびのびプレーできるようにさせたい」と、苦境を立て直し、手応えをつかんだ様子だった。