F1欧州GP(23日決勝)での現役復帰を目指していた元年間総合王者のミハエル・シューマッハー(ドイツ)が11日、首の痛みのため復帰を断念した。

 復帰に向けたテストなどを行ってきたが、2月にオートバイのレース中の事故で故障した首に痛みが出るなど、万全な体調で臨めないと判断。シューマッハーは自身の公式サイトで「極度のストレスに首が耐えられない。本当に失望している」とコメントした。

 シューマッハーは年間総合王者に7度輝き、2006年で現役を引退。7月末のハンガリーGP予選での事故で、フェラーリのフェリペ・マッサ(ブラジル)が欧州GPに出場できなくなり、順調なら代役として参戦する見通しだった。

 同GPにはフェラーリのテストドライバー、ルカ・バドエル(イタリア)が出場する予定。