オートバイのロードレース世界選手権モトGPクラスに参戦するホンダの青山博一(29)が26日、都内で日本GP(10月2日決勝、栃木・ツインリンクもてぎ)への意気込みを語った。同クラス2年目で最高順位も4位と成長中。「昨年はケガで途中欠場した影響が大きく、本来の走りができなかった。昨年の分まで良い走りをして、昨年の10位を超える結果を目指したい」と、目標を掲げた。

 現在の課題はスタートから序盤のペースを上げられないこと。小柄な青山はチームメートのシモンチェリ(イタリア)より体重が約20キロも軽く、もともとタイヤに負担をかけない走り方をするため、冷えたタイヤが温まってグリップ(接地力)が上がるまでに時間がかかるのが原因。「もてぎは改修して、路面のミュー(摩擦力)も上がっている。走りやすいと思う」と、母国コースが弱点を補ってくれると見ている。走り慣れたコースでもあり、昨年の成績の大幅更新を狙う。