女子は平野早矢香(30=ミキハウス)が、決勝で前田美優(18=日本生命)に3-1で勝利し、初優勝した。

 初戦の2回戦では森薗美咲(22=日立化成)をフルゲームで、準々決勝は石垣優香(25=日本生命)を3-1、準決勝では伊藤美誠(14=スターツ)を3-1で退けた。「日本のトップクラスで世界ランキングも高い選手と試合ができて、自分を高められると思って試合に臨んだ。優勝できたことは世界選手権(26日開幕、中国・蘇州)にもいい形でつながる」と笑顔を見せた。

 先月のワールドツアー・ドイツオープンで女子シングルス史上最年少優勝を果たした伊藤との対戦を振り返り、「去年対戦したときよりも、粘り強く試合をしていて、戦い方には自信を持ってきていると思う。若い選手なのに大人っぽいプレーができる」と評価。自身は先月24日で30歳を迎えたが「若いプレーを見て、勉強して、取り入れて、私ももっともっと強くならないといけないと思いました」と、さらなる上を見据えた。