2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会と三井不動産は20日、東京都内で国内最高位スポンサー「ゴールドパートナー」の契約を締結した。契約業種は不動産開発。組織委は3つのランクに分けて国内の協賛企業を集めており、1社150億円以上を目標に設定した「ゴールド」は計13社となった。

 三井不動産は選手村を含む湾岸地区や明治神宮外苑地区の開発に携わっている。菰田正信社長は「スポーツや文化が浸透し、五輪が行われたという時の記憶を残す街づくりを進めたい」と話した。

 同社は大会ロゴやスローガンを広告で使用する権利や、五輪とパラリンピックの日本代表選手団への協賛権を得る。

 組織委の森喜朗会長は「(協賛金の)金額はゴールドより低いが、仲間に入れてほしいという企業もたくさんあると聞く。次の段階の契約パートナーへ広げていきたい」と今後の見通しを示した。