日本バレーボール協会は18日の臨時理事会で、羽牟裕一郎会長(48)と西脇克治事務局長(63)の解職を承認したと発表した。

 赤字財政が続いていることなどが理由。岩満一臣業務執行理事が会長代行を、小島和行業務執行理事が事務局長代行を務め、新会長は6月23日の理事会で決まる。羽牟、西脇両氏は同月の評議員会終了まで理事にとどまる。

 医師の羽牟会長は2013年、経営改善を期待されて就任した。だが、決算は14年度を含めて4期連続赤字となる見通しで、手腕を発揮できなかった。東京都内で取材に応じた岩満会長代行は「赤字を改善するのが最大の問題。財政基盤を立て直したい」と語った。会議に出席した理事によると、日本代表の強化についても「国内外から不満が聞かれた」という。