セーリングの470級で男子の土居一斗(アビーム)今村公彦組(JR九州)と女子の吉田愛、吉岡美帆組(ベネッセ)が4日、来年のリオデジャネイロ五輪の日本代表に決まった。日本連盟が選考大会に指定した2大会がデンマーク・オーフスでの欧州選手権で終了し、日本勢のトップが確定した。

 34歳の吉田は北京、ロンドン五輪に続き3度目の代表。土居と今村、吉岡は初の五輪出場となる。吉田、吉岡組は世界ランキング3位で五輪でのメダルの期待が懸かる。

 土居、今村組は最初の選考大会だった4月のプリンセス・ソフィア杯(スペイン)で6位。5位だった松永鉄也、吉田雄悟組(スリーボンド)を今大会で逆転して代表に決まった。吉田、吉岡組は同杯でのリードを守って逃げ切った。470級の日本は昨年9月の世界選手権で男女とも出場枠1を獲得した。