ラグビー日本代表候補で、股関節のケガで長期離脱中だったNO8アマナキ・レレィ・マフィ(25=NTTコミュニケーションズ)が29日、東京ガスとの練習試合に先発出場した。

 前半40分の出場ながら、雨の中でパワーとスピード感あふれるプレーを見せた。1トライ3アシストの活躍で、83-5での圧勝に貢献した。

 マフィは昨年12月に股関節を脱臼骨折し、全治10カ月と診断され一時は9月のW杯イングランド大会が絶望視された。しかしそこから驚異的な回復力を見せ、8カ月でプレー可能なレベルまで調子を戻した。

 千葉県内のNTTコミュニケーションズのグラウンドまで視察に訪れたエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(55)と笑顔で会話する場面も見られた。ファーストタッチでいきなり相手2人を吹っ飛ばすなど、上々の復帰となった。メンバー発表が31日に待っているが、マフィは「確実なことは、ジョージア戦(9月5日、イングランド)に向けて準備を進めること」と淡々と話した。