昨年準優勝で世界4位の錦織圭(25=日清食品)が、まさかの初戦敗退を喫した。同41位のブノワ・ペア(フランス)に4-6、6-3、6-4、6-7、4-6の3時間14分の激戦の末に屈した。第4セットのタイブレークで、2本連続のマッチポイントを握りながら決め切れず、逆転を許した。

 -今の気持ちは

 錦織 いつも初戦敗退は残念だ。特に大きな大会で初戦負けは久しぶりなので。ただ、しょうがないとしか言いようがない。

 -敗因は

 錦織 第4セットのタイブレークの後、(取れなかった気持ちを)引きずってしまった。集中が切れ、彼をどう崩していいか頭に入らなかったのが原因。

 -調子はどうだった

 錦織 悪くはなかった。完璧ではなかったが、自分よりも相手にいいプレーをさせてしまった。

 -今後は

 錦織 次はクレー(デ杯)だし、(その後は)楽天と上海がある。次のことを考えて、最終戦出場を目標としたい。