競泳男子で6月末に右肘を骨折した萩野公介(21=東洋大)が3日、復帰戦に予定していた日本学生選手権(4日開幕、浜松市総合水泳場)を欠場することが決まった。骨折の影響で7~8月にロシアで開催された世界選手権を欠場。今大会は100メートル、200メートルの背泳ぎにエントリーしていた。11日からの和歌山国体にも出場登録していたが欠場する。

 東洋大の平井伯昌監督によると2週間前に、右ひじに水がたまり、患部が腫れてきたという。「痛み止めを打てば出られたかもしれないが、今後も考えて欠場を決めた」と話した。今大会ではマネジャー業に専念し、チームを支える。

 萩野は世界選手権前だった6月のフランス合宿で、練習会場に移動する際に自転車で転倒。7月上旬に緊急帰国し、全治約2カ月と診断された。同中旬にはギプスも取れ、下旬からはプールで練習を開始していた。