ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会組織委員会の嶋津昭事務総長は9日、ロンドンで取材に応じ、大会の予算案を来年3月までに策定する方針を明らかにした。

 約8万人収容の新国立競技場が使えなくなったことを受け「当初は入場料収入を300億円と予定していたが、ダウンサイズ(下方修正)する必要はある。予算は手堅く組みたい」と説明した。

 国際統括団体のワールドラグビーが承認した新計画に基づき、予算を組む。決勝を行う約7万2000人収容の日産スタジアムなどの整備費用については「国に支援を求めていく」と話した。