ラグビーW杯イングランド大会を戦う日本代表は10日、米国戦(11日、グロスター)に向けて約1時間の調整を行った。

 日本の8強進出を左右するスコットランド-サモア戦がニューカッスルで行われる中、選手たちはいつもと変わらず集中した表情で体を動かした。

 練習後に会見に出席したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、55)は「(他国の結果は)コントロール外」と繰り返した。

 スコットランドが勝ち点2以下で試合を終えれば、日本に8強進出のチャンスが巡ってくる。ジョーンズHCはサモアのSOトゥシ・ピシの名前を挙げ、「コントロールできるのは彼だけ。今日はいいパフォーマンスをすると思う。どうなるか見てみましょう」と話した。

 またスコットランドの勝敗に関係なく、「やることはすでに選手に話してある」とし、「サモアが負けることでがっかりする選手もいるでしょう。だが、すぐに切り替えてアメリカ戦でいいパフォーマンスをしなければならない」と語気を強めた。