ロスタイムにトライを許して3連覇を逃した流通経大の内山達二監督(45)は「スクラムとモールにやられた。うちの課題です」と試合を振り返った。

 後半11分に退場者を出して14人になったが、その後も逆転のトライを奪うなど互角の展開。初の全勝優勝へ迫ったが、最後に力尽きた。

 それでも、自慢のBK陣が切れ味鋭い攻撃を見せ、強化してきたディフェンスも成果を見せた。内山監督は「選手たちは、よくやったと思いますね」と評価した。

 7人制日本代表で、リオデジャネイロ五輪の出場権獲得に貢献したCTB合谷和弘(4年)が復帰し、SH黒木大貴(4年)SO東郷太朗丸(3年)のハーフ団も成長。合谷は「まだ選手権も残っている。勝つために練習するだけです」と、大学選手権初のベスト4、さらに大学日本一を目指して話していた。