体操女子の鶴見虹子(23=日体大)が26日、現役最後の試合となる28日からの全日本団体選手権(東京・代々木第1体育館)を前に「引退会見」をした。08年北京、12年ロンドンの両五輪で日本女子を率い、来年のリオデジャネイロ五輪出場も目指したが、5月のNHK杯で右アキレスけんを断裂し「体操人生が終わったと思った」と話した。

 最初はすぐに引退するつもりだったが、周囲の引き留めもあって主将の責務をまっとうすることを決意。今大会の出場は段違い平行棒だけだが「ファンの方にも感動してもらえるような演技をしたい」と最後の試合への思いを口にした。来年からは米国留学する意向で「コーチ学と英語を勉強したい」と話していた。