ソチ冬季五輪金メダリストで4連覇を狙う羽生結弦(21=ANA)が102・63点で首位発進した。冒頭の4回転サルコーこそ転倒したが、直後の4回転-3回転トーループを含め、以降はきっちりと持ち直し、転んでもなお100点超え。11月のNHK杯、今月のGPファイナルと続けてSP、フリー、合計の世界歴代最高得点を塗り替えた好調ぶりを見せつけた。

 2位は宇野昌磨(18=中京大中京)で97・94点。日本男子では初めてGPシリーズ参戦初年度で表彰台を射止めるファイナル3位に入った新星が続いた。3位は93・26点の無良崇人(24=HIROTA)。11年世界選手権銀メダリストの小塚崇彦(26=トヨタ自動車)は78・19点で5位。

 来年3月に米国で行われる世界選手権での日本男子の出場枠は2。全日本選手権の優勝者は自動的に代表に決まる。

 26日に行われるフリー滑走順も決まり羽生は最終24番。宇野は20番、無良は19番、村上は23番、小塚は22番となった。