3年ぶり7度目の優勝を目指す浅田真央(25=中京大)は、62・03点と得点が伸びず5位だった。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は体が後ろに傾くもこらえて着氷。続く3回転フリップ、2回転ループの連続技も最初の3回転で着地が乱れた。演技が終わると、笑顔なく天を仰いだ。

 1年の休養から明けた今季初戦のジャパンオープン、次戦のグランプリシリーズ(GP)中国杯では優勝も、NHK杯では3位、GPファイナルでは6位と不調が続いている。「自分の思っているように滑ることができていないので、うーんという感じ。これが試合の難しさと感じている」と浮かない表情で話した。

 27日のフリーに向け「課題は多いが、1つ1つのエレメントを大切にし、自分の滑りができるようにしたい」と前を向いた。