ラグビーのトップリーグ(TL)と大学の王者が一発勝負で対戦する日本選手権は明日31日、東京・秩父宮ラグビー場で行われる。TL3連覇のパナソニックと大学選手権7連覇の帝京大は29日、それぞれ先発メンバーを発表した。

 右足首を痛めていたパナソニックのWTB山田章仁(30)は昨年11月のリコー戦以来となる先発出場が決まった。群馬・太田市内のグラウンドで約2時間練習した。東芝とのTL決勝(24日)に途中出場して試合勘を取り戻しており「(状態は)万全です」と元気いっぱい。マッチアップする帝京大WTB竹山のプレーは映像で確認済みで「能力が高く、トライを取る嗅覚も持っている。いいプレーヤーですね」と警戒した。

 昨季はSR挑戦のため、TL終了後に離脱した。チームはトーナメントで実施された日本選手権の準決勝で敗退し、TLとの2冠を逃した。今季は大学生相手となったが「関係ない。相手は自分」と、手を抜くつもりはない。国内シーズン最終戦での有終の美へ「いいプレーで、チームを勢いづけたい。もちろん、トライを取りたい」と、大暴れを宣言した。