ロシアの反ドーピング機関(RUSADA)のニキータ・カマエフ前最高責任者が死亡したと14日、タス通信が報じた。

 RUSADAはロシア陸上界の組織的ドーピング問題に関与したとして、世界反ドーピング機関(WADA)から「不適格な組織」と認定され、幹部は組織改革で昨年12月に総辞職した。

 同時に辞任した事務局長は「スキーをした後に心臓の痛みを訴えた。心臓に問題があるとは聞いたことがなかった」と語った。

 AP通信によると、RUSADAのビャチェスラフ・シニョフ元会長も3日に死去していたが、詳細は明らかにされていない。