五輪出場経験者の世界組織、世界オリンピアンズ協会(WOA)は20日、ロシア陸上界などで相次ぐドーピング問題を受け、公式サイトで競技の統括団体などに向けた不正根絶で三つの提言を発表した。

 WOAは「現在のシステムはもはや機能していない」とし、<1>国、競技団体、大会主催者から独立したドーピング検査<2>国や競技団体が処分を受けてもクリーンな選手が大会に出場できる恒久的な仕組み<3>ドーピング検査の研究に対する金銭的支援の大幅な増額-を挙げた。