ラグビートップリーグ近鉄のプロップ豊田大樹主将(27)が、大阪人らしい軽快トークで盛り上げた。23日は坪井章新監督(38)と、都内で行われたリーグの「プレスカンファレンス」に出席。他チームは当然のようにラグビーの話題でスピーチする中、サントリーとの開幕戦(26日、ヤンマー)を3日後に控えた豊田のあいさつは異彩を放っていた。

 「大阪のチームということで、ノリのよさ…勢いでやっている。それを前面に押し出して、勝てたら。上位に行けたらいいと思います」と173センチ、102キロの大きな体でペコリ。他チームや報道陣の笑いを誘った。

 だが、会の終了後には「ベテランのおっちゃんたちが練習を頑張っている。若手も伸びてきていて、化学反応を起こしていい状態ですね」と仕上がりに自信を見せた。ここまでの練習試合では若手選手に多くの出場機会が与えられ、15試合の長丁場を戦い抜く準備を進めてきた。

 坪井監督は「大阪で(開幕戦を)できるアドバンテージがある。サプライズ(起用)も考えている」とニヤリ。大阪らしい「いてまえラグビー」を披露し、台風の目となりたいところだ。