リオデジャネイロ五輪重量挙げ48キロ級銅メダルの三宅宏実(30=いちご)が27日、母校の法大で行われた報告会で「東京五輪は本当に魅力的。これが東京じゃなかったらきっぱり引退している。挑戦したい気持ちがある」と現役続行の意を示した。

 リオから帰国後、痛めていた腰の精密検査を受けるとヘルニアの症状が悪化していた。年内は治療に専念するつもりだが「こんなに何も出来ないのは初めて。早く体を動かしたい」とはやる気持ちも明かした。

 東京五輪は34歳で迎える。「この4年間はこれまでの(競技生活)16年よりいばらの道になると思う。何が起こるか分からないので、絶対とは約束できないが、1日1日の積み重ねで五輪を狙えるチャンスがあれば」と話した。