オービックが延長タイブレークの末、IBMを24-23で下し、開幕5連勝を飾った。IBMは2勝3敗となった。

 オービックは前半に14-3とリードするも、第4Q1分3秒にIBMのQBクラフトのTDパスで14-17と逆転を許した。

 相手のパスインターセプトからの嫌な失点だったが、オービックはDB砂川がパスインターセプトをやり返し、流れを引き戻した。すると、DB田中のファンブルリターンで得た攻撃で、K星野が試合時間残り32秒、25ヤードのFGを決め、延長に持ち込んだ。

 延長タイブレークでは、先行のオービックがQBニューハイゼルの14ヤードTDパス、TFPキックを成功させた。粘るIBMもクラフトが28ヤードTDパスを決める。しかし、最後はTFPキックのスナップをミス。オービックの勝利が決まった。

 劇的な勝利にオービック古庄ヘッドコーチは「今日は向こうがスナップミスで負けてくれたが、こういう試合は大きい」と粘り勝ちにニンマリ。「1月3日まで全勝を続ける」と3季ぶりの日本一に照準を合わせていた。