テロに用心! 11日開幕するフィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第4戦フランス杯出場の浅田真央(26=中京大)ら男女4選手に対し、日本連盟がテロ対策のため、書類3枚にわたる注意喚起を行っていることが10日、分かった。

 エキシビションが行われる13日は、ちょうどパリ同時多発テロから1年にあたる。しかも会場は、事件が起こった4カ所から5キロ前後と近い。同行する小林芳子強化部長によれば書類には「不必要な外出は避ける」「日本代表ジャージは外で着用しない」などが記されており、選手はホテルとすぐ横のアリーナを往復する以外、基本的には外出を禁じられることとなった。パリ市内は銃を持った警官があちこちに常駐する厳戒態勢。昨年、ボルドーで行われた同大会のフリーが中止になっただけに、無事終わることを祈るだけだ。