鹿屋体大が筑波大を3-0のストレートで下し、3年ぶり3度目の優勝を果たした。最優秀選手には、鹿屋体大のサイド秋山愛海主将(あいみ=4年)が選ばれた。

 鹿屋体大はチームワークの良さで、高さの筑波大を抑えた。ラリーで粘ってリズムをつかむと、坂東可菜(4年)や安田睦実(2年)がスパイクをコートにたたきつけた。

 前日の準決勝で日体大にフルセットで勝利したことが、この日の流れにつながった。浜田監督は「昨日の日体戦でラリーができたのがよかった」と笑った。「秋山にほとんどマークがいっていたので、坂東、安田が頑張れた。いつもは力以上にやろうとする秋山が、冷静に最後までコンスタントに力を出しきった。最高のチームになった」と、秋山のキャプテンシーをたたえた。

 敗れた筑波大・中西監督は「狙っていたネット際の攻防で逆にやられた」と唇をかんだ。「2回目の攻撃の切り返しが中途半端だった。攻撃が単調で、相手にいい形で攻め返された。高さを生かし、ブロックの裏側に打てなかった」と反省するしかなかった。

 【女子決勝】

 鹿屋体大3(25-13、25-21、25-20)0筑波大

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