男子シングルス決勝で張本智和(エリートアカデミー)が趙勝敏(韓国)を4-3で破り、団体との2冠に輝いた。

 父親にとっても感慨深いジュニア世界一となった。男子シングルスを制した張本のコーチで父の宇氏は息子の快挙をベンチで見守った。優勝が決まると、抱きついてきた張本を受け止め「こういう感動をしたのは初めて。すごくうれしかった」と目を潤ませた。

 決勝では戦術や精神面で適切なアドバイスを与えて息子を支えた。「パワーなど実力不足」とまだまだ改善点があるとし、「いつでも優勝できる力を持ってもらいたい」と今後の成長に期待を込めた。