ラグビーの全国大学選手権で8連覇を達成した帝京大が18日、都内の同大学内で優勝報告会を行い、日本選手権での勝利を誓った。

 21日開幕の同選手権準決勝で、トップリーグを全勝で制したサントリーと対戦する。岩出雅之監督(58)は「学生代表としてしっかり戦う。勝って(決勝が行われる)東京でもう1度試合がしたい」と意気込んだ。

 同選手権の大学枠が来季以降撤廃されることが正式に決まり、今季が「日本一」を目指す最後のチャンスとなる。大学チームが社会人を破ったのは、14年度大会で帝京大がNECから9年ぶりの勝利を挙げたのが最後。報告会後に、来季の主将を務めることが発表されたプロップ堀越康介(3年)は「サントリーはスクラムが強いが、押されるつもりはない。勝ちに行って、優勝したい」と闘志を燃やした。