国際スケート連盟が2020年からスピードスケートの世界スプリント選手権と世界選手権の2大会を統合し、隔年開催とすることを検討していることが22日、関係者の話で分かった。同年の世界選手権は、日本スケート連盟が19年秋に青森県八戸市に完成予定の屋内リンクでの開催を目指して立候補しており、統合された場合も立候補するかどうかを23日の理事会で協議する。

 八戸市側は前向きな姿勢を示している。

 スピードスケートには複数種目の総合成績を争う短距離の世界スプリント選手権、中長距離の世界選手権のほか、種目ごとに順位を争う世界距離別選手権とワールドカップ(W杯)がある。関係者によると、選手の疲労や開催経費の面から、大会数の見直しを求める声が欧州を中心に上がっているという。