米国遠征中に大麻を使用したとして、全日本スキー連盟(SAJ)から昨年4月に競技者登録の無期限停止などの処分を受けたスノーボードの当時未成年の男子選手2人のうち、国際大会で上位の実績もある選手1人が、連盟が課した更生プログラムを途中で離脱していたことが20日、連盟関係者の話で分かった。

 来年2月の平昌冬季五輪を控え、SAJは同日の理事会で、更生プログラムを続けた選手の処分解除を検討する一方、離脱した選手は継続となる見込み。

 SAJから当時強化指定を受けていた2人は昨季、米コロラド州への遠征中に大麻を使ったと認定されて処分を受けた。関係者によると、選手の1人はボランティア活動などの更生プログラムを途中でやめ、海外のプロの大会に出場していたという。