男子テニスのジュネーブ・オープンのシングルスに主催者推薦で出場する世界ランキング9位の錦織圭(日清食品)が21日、ジュネーブで記者会見し「(痛めていた右手首は)最高ではないが、良くはなってきていると思う。優勝できればいい」と抱負を述べた。第2シードとなった錦織は2回戦から登場する。

 28日に開幕する四大大会第2戦の全仏オープン(パリ)に向け、同じクレーコートで最後の実戦となる。当初出場する予定ではなかったが、右手首故障による約1カ月半の戦線離脱から復帰後の2大会で計4試合しか戦えず「全仏の前週にプレーするのは珍しいことだが、もっと自信を得るために試合が必要だった」と急きょ参戦を決めた。「けがをしないことが一番。いいテニスをして来週に臨めるようにしたい」と意気込みを示した。