2020年東京五輪の追加種目となったサーフィンの世界一を決めるワールドゲームズ第3日は22日、フランス南西部のビアリッツで男子1回戦が始まり、20歳の堀越力は13・60点で10組1位、16歳の大音凜太は12・17点で18組1位となり、それぞれ2回戦に勝ち進んだ。

 第4日の23日も引き続き男子1回戦が行われ、18歳の田中大貴と17歳の小笠原由織が登場する。男子決勝は28日に行われる予定。

 堀越と大音は、そろって快調に滑り出した。日本男子の1番手で登場した堀越は「気合が入りすぎた」とやや力んだそうだが、鋭い切り返しを連続して披露した。続く大音は最初の試技で複数の力強いターンを決めて7・00点の高得点をマーク。「いい波にうまく乗れた。そのあとは落ち着いてできた」と余裕の勝ち上がりに白い歯をのぞかせた。

 女子で7位に入った大村に刺激を受け、男子も上位進出を狙う。2人は「一つでも上のラウンドを目指す」と声をそろえた。