日本女子サーフィンの新星が、東京五輪会場を沸かせた。一宮千葉オープン第5日は27日、千葉県一宮町の釣ケ崎海岸で女子準々決勝などが行われ、女子高生プロの川合美乃里(16)が黒川日菜子(20)とともに準決勝に進んだ。男子は一宮出身の大原洋人(20)が5回戦で惜敗。日本選手で唯一残った新井洋人(22)も準々決勝で敗退した。

 昨年の世界ジュニア女王イザベラ・ニコラスに逆転勝ちして準決勝に進んだ川合は「ここまで来られるとは思っていなかった」と白い歯を見せて言った。徳島で生まれ育ったが「いい波で練習したい」と昨年一家で一宮に移住。直後にサーフィンが五輪種目となり、一宮が会場になった。昨年のリオ五輪は体操の内村や白井の姿を見ながら「メダルを持った自分を想像しました。毎日練習している海だし、3年後は必ず出たいです」と話していた。