16歳の樋口新葉(東京・日本橋女学館高)が69・60点で3位、17歳の坂本花織(シスメックス)が68・88点で4位につけた。


 世界選手権2連覇のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が80・75点で首位、2014年ソチ五輪銅メダルのカロリナ・コストナー(イタリア)が74・62点で2位。


女子SPで3位発進の樋口(右)は1位メドベージェワと2位コストナーと一緒に記念撮影(撮影・山崎安昭)
女子SPで3位発進の樋口(右)は1位メドベージェワと2位コストナーと一緒に記念撮影(撮影・山崎安昭)

<SP上位成績>


順位選手得点
エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)80・75
カロリナ・コストナー(イタリア)74・62
樋口新葉(東京・日本橋女学館高)69・60
坂本花織(シスメックス)68・88
エレーナ・ラジオノワ(ロシア)68・75
エリザベート・トゥルシンバエワ(カザフスタン)63・92
マライア・ベル(米国)63・85
ワレリヤ・ミハイロワ(ロシア)63・38
長洲未来(米国)56・15
10ニコル・ショット(ドイツ)55・55
11マエ・ベレニス・メイテ(フランス)54・24
12アナスタシヤ・ガルスチャン(アルメニア)48・10


◆樋口新葉 3位


 “ジェット新葉”こと樋口新葉(16=東京・日本橋女学館高)が、スピード感あふれる演技で、69・60点をマークし、3位につけた。


 SPの曲は、バレエ「ドンキホーテ」の「ジプシー・ダンス」。劇中で妖艶なダンサーが主人公の男性を誘惑するように、セクシーな演技で会場を盛り上げた。フィニッシュで思わず両手でガッツポーズするほど手応えがあったが、連続ジャンプでの回転不足や、踏み切りミスなどがあったため、得点は70点台に届かず。キスアンドクライでは首をかしげて不満げな表情をみせたが、結果の詳細を確認すると「分かりやすいミスだったので切り替えてがんばりたい」とすぐに前を向いた。


女子SPで演技する樋口(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する樋口(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する樋口(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する樋口(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する樋口(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する樋口(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する樋口(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する樋口(撮影・山崎安昭)
女子SP 演技を終えてガッツポーズをする樋口(撮影・山崎安昭)
女子SP 演技を終えてガッツポーズをする樋口(撮影・山崎安昭)

◆坂本花織 4位


 GP初参戦の坂本花織(17=シスメックス)が自己ベストの68・88点で4位につけた。3つのジャンプを得点が1・1倍になる後半に組み込んだ攻めの構成。すべてを完璧に決めて滑りきると、思わず右拳をふった。「わき出た。ガッツがわき出た」と会心の演技をうれしそうに振り返った。


 ミスのない演技は“特製CD”から生まれた。SP曲「月光」の、後半部分だけのCDを制作。9月半ばのUSインターナショナルクラシックで転倒した悔しさから、帰国後、練習の中で何度も繰り返しかけて、ジャンプを確認した。「悔しくて、結構やりました。練習したかいがあった」と充実の表情をみせた。


女子SPで演技する坂本(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する坂本(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する坂本(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する坂本(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する坂本(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する坂本(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する坂本(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技する坂本(撮影・山崎安昭)
女子SP 演技を終えてガッツポーズをする坂本花織(撮影・山崎安昭)
女子SP 演技を終えてガッツポーズをする坂本花織(撮影・山崎安昭)

◆メドベージェワ 1位


女子SPで演技するメドベージェワ(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技するメドベージェワ(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技するメドベージェワ(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技するメドベージェワ(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技するメドベージェワ(撮影・山崎安昭)
女子SPで演技するメドベージェワ(撮影・山崎安昭)