SP2位の羽生結弦(22=ANA)は、フリーで195・92点、合計290・77点のシーズンベストも、あと1歩届かず2位だった。昨季の4大陸選手権覇者でSP首位のネイサン・チェン(18=米国)がフリー193・25点、合計293・79点で逃げ切った。ミハイル・コリャダ(ロシア)が3位。羽生は次回第4戦NHK杯に出場予定。GPシリーズ上位6人が12月7日開幕のGPファイナル(名古屋)に進む。(時間は日本時間)
羽生結弦
<演技構成>
4Lz/4Lo/3F/FCCoSp/StSq/4S+3t/4T+1Lo+3S/4T/3A+2T/3A/FcSSp/ChSq/CCoSp
冒頭の4回転ルッツはバランス崩すもどうにかこらえ着氷。4回転ループ、3回転フリップも着氷。全身を使いステップを刻む。曲調が変わり後半へ。4回転サルコー-3回転トーループはサルコーのみ。3連続ジャンプ以降の構成を変更しジャンプを行った。最後のジャンプのトリプルアクセルはうまく着氷した。演技後、悔しそうな表情を見せた。
- 男子フリーで演技する羽生(撮影・山崎安昭)
- 男子フリーでジャンプする羽生(撮影・山崎安昭)
- 男子フリーで演技する羽生(撮影・山崎安昭)
- 男子フリー コンビネーションジャンプで踏切に失敗する羽生(撮影・山崎安昭)
- 男子フリーで演技する羽生(撮影・山崎安昭)
- 男子フリーで演技する羽生(撮影・山崎安昭)
ネーサン・チェン
<演技構成>
4Lo/4F+3T/4S/CCSp/StSq/4Lz/4T+3T/3A/3A+2T+2Lo/3Lz/ChSq/FCCoSp/CCoSp
冒頭の4回転ループから4回転フリップ、4回転サルコーをうまく着氷。3連続ジャンプも決めたがトリプルアクセルなどその後のジャンプで着氷ミス。またトリプルアクセルを2度飛んでしまい得点にはならず。演技後は下を向き悔しそうな表情を見せた。
<総合成績>
順位 | 選手 | 合計 | SP | FS |
---|---|---|---|---|
1 | ネーサン・チェン | 293.79 | 100.54 | 193.25 |
2 | 羽生結弦 | 290.77 | 94.85 | 195.92 |
3 | ミハイル・コリャダ | 271.06 | 85.79 | 185.27 |
4 | ミーシャ・ジー | 255.33 | 85.02 | 170.31 |
5 | モリス・クビテラシビリ | 250.26 | 80.67 | 169.59 |
6 | ドミトリー・アリエフ | 239.61 | 88.77 | 150.84 |
7 | ナム・グエン | 238.45 | 80.74 | 157.71 |
8 | デニス・バシリエフス | 227.53 | 82.44 | 145.09 |
9 | デニス・テン | 214.35 | 69.00 | 145.35 |
10 | アンドレイ・ラズキン | 212.14 | 78.54 | 133.60 |
11 | グラント・ホッホスタイン | 206.09 | 67.56 | 138.53 |
12 | ダニエル・サモーヒン | 183.79 | 62.02 | 121.77 |
<滑走順とSP成績>
<第1グループ>
デニス・テン(カザフスタン)69.00
ダニエル・サモーヒン(イスラエル)62.02
グラント・ホッホスタイン(米国)67.56
アンドレイ・ラズキン(ロシア)78.54
モリス・クビテラシビリ(ジョージア)80.67
ナム・グエン(カナダ)80.74
<第2グループ>
ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)85.02
ミハイル・コリャダ(ロシア)85.79
デニス・バシリエフス(ラトビア)82.44
ドミトリー・アリエフ(ロシア)88.77
羽生結弦(ANA)94.85
ネーサン・チェン(米国)100.54
13:07 会場入り
14:10 公式練習を開始
4回転ルッツを中心に確認。9本中2本を着氷させた
- 午前練習を始める羽生(撮影・山崎安昭)
- 午前練習でジャンプの感触を確かめる羽生(撮影・山崎安昭)
- 午前練習で羽生はブライアン・オーサーコーチのアドバイスを受けて深呼吸(撮影・山崎安昭)
- 午前練習で羽生は何かを願うように氷を触りながらリンクを滑る(撮影・山崎安昭)
- 午前練習で羽生はジャンプの成功をイメージしながら滑る(撮影・山崎安昭)
- 午前練習で曲に合わせて練習する羽生(撮影・山崎安昭)
- 午前練習の終盤、気合の半そで姿になった羽生。後方はオーサーコーチ(撮影・山崎安昭)