フィギュアスケートの世界選手権女王、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が17日、モスクワで開幕した欧州選手権の公式練習に登場した。右足のけがからの復帰戦に向け、3回転ジャンプを次々に決めて元気な様子で調整し「けがからは完全に回復した」と話した。18日にショートプログラム(SP)に臨む。

 メドベージェワは15、16日の公式練習には姿を見せなかったが、17日に練習会場でフリーの音楽を用い、豊かな表情で流れるような滑りを披露した。ロシア連盟のアレクサンドル・ゴルシコフ会長は「本物のメドベージェワの滑りが見られるでしょう」と語った。

 メドベージェワはひびが入った右足中足骨の治療に専念するため、昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルとロシア選手権を欠場した。