アメリカンフットボールの日大選手が悪質な反則行為で関学大の選手を負傷させた問題で、大阪府警に被害届を提出した選手の父親が21日夜、大阪市内で記者会見し、経緯を説明した。

 父親は奥野康俊大阪市議会議員(52=大阪維新の会)。午後7時からの会見で奥野氏は、息子がすでに練習に復帰していることを明かした。

 「現在は右足のはれがひき、左足のしびれはなくなった」。練習の復帰について「2、3日前からトレーニングしている」と明かした。日常生活には支障がないという。

 6日の定期戦で、日大の守備選手が、無防備だった関学大QBの背後から激しくタックルし、腰などを負傷させた。

 今回の反則行為について息子の言葉として「『信じられない』の一言です」。奥野氏自身も高校時代にアメフトを経験しており、現在もシニアチームでプレーしているという。