2022年北京冬季オリンピック(五輪)の新種目に決まったノルディックスキー・ジャンプ混合団体は、日本がメダルを狙える種目だ。世界選手権では初実施された13年から、優勝1度を含め3大会全てで表彰台に立っている。

 日本は女子が充実している。平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銅メダルの高梨沙羅(クラレ)、伊藤有希(土屋ホーム)はワールドカップ(W杯)で表彰台の常連。世界のレベルが上がっているものの、トップクラスの選手が複数いるのは心強い。

 鍵を握るのは男子。昨季はW杯で個人の表彰台が1度だけと苦しんだ。平昌五輪のノーマルヒルで7位に入賞した21歳の小林陵侑(土屋ホーム)には一層の躍進が期待され、他の若手の台頭も求められる。

 世界選手権で2連覇中のドイツやオーストリア、ノルウェー、スロベニアがライバルとなりそうだ。