レスリング女子で16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)で4連覇を達成して以来、休養していた伊調馨(34=ALSOK)が14日、静岡・三島市民体育館で行われる全日本女子オープン選手権57キロ級に出場する。約2年2カ月ぶりの復帰。雨が降る中、午前7時7分、グレーの上下スエットでショートカットに茶色の帽子をかぶり、マスクをして会場入りした。

その後、計量のため体育館に入ると整列している間にお茶を一口飲むなどリラックスした様子。同31分、スエットを脱ぎシングレット姿になり、引き締まった体で笑みを浮かべて体重計に乗るとそのままクリアした。

試合は午前9時30分以降に開始。いよいよ、20年東京五輪での5連覇に向けた戦いがスタートする。

実績から2年後の東京五輪につながる12月の全日本選手権(駒沢体育館)への出場は、日本協会から推薦されることが濃厚だが、今大会で2位以上なら無条件で出場権を得る。