柔道女子57キロ級で9月の世界選手権(バクー)を制した芳田司(つかさ、23=コマツ)が22日、姉妹での奮闘を誓った。

優勝すれば19年世界選手権(東京)代表に内定するグランドスラム大阪大会(23日開幕、丸善インテックアリーナ大阪)に向け、会場内の柔道場で公開稽古に参加。女子48キロ級には11月の講道館杯を初めて制した妹の真(さな、17=滋賀・比叡山高)も名を連ねる。

23日には妹を応援し、24日に自身が登場する。

芳田は「妹の場合は背負うものがない。講道館杯の勢いでやってくれたらいいなと思うのと、しっかりと妹の頑張りを見て、私も『やってやるぞ』という気持ちを持っています」と言葉に力を込めた。

9月に初めての世界女王となり「いい風に自信になっている」。さわやかに笑う23歳が、妹に負けじと姉の意地を見せる。