卓球の全日本選手権は14日、大阪・丸善インテックアリーナで開幕した。開会式後に、前回大会シングルス優勝の張本智和(15)と伊藤美誠(18)が会見した。

20年東京オリンピック(五輪)の前年となる今年の目標を、張本は「東京五輪を自分が引っ張っていくことを示すためにも、大事な大会。1年後も世界ランクで日本人トップでいられるように、この1年間はさらに成長したいです」と宣言した。現在は同ランク3位。飛躍の年にすることで、日本開催の五輪で輝きを放つ考えだ。

伊藤は「昨年の優勝がまぐれではないことを示したい。今年は大事な1年。目の前の1試合、1試合をやり切って、自分らしさを出すことが、次の優勝につながる」と語った。さらに、正月は「久しぶりに12時間くらい寝ました。なかなか、こんなに寝る時間がとれないので」と笑いながら明かした。

張本の妹美和も今大会に出場予定で、張本は「年末は宮城に帰って、小学校の友達と会ったり、妹と卓球をしました。妹も強くなっているので、存在感を見せないといけない」と話していた。