フィギュアスケートの今季を締めくくる世界国別対抗戦が11日、マリンメッセ福岡で開幕する。

10日は本番会場で公式練習が行われ、男子は宇野昌磨(21=トヨタ自動車)が午前の練習で平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)シーズンを戦ったショートプログラム(SP)の四季「冬」を披露した。

曲をかけての通しでは4回転フリップ、4回転-3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)とノーミス。曲がかかっていない場面では4回転フリップ-3回転トーループの連続ジャンプも決めた。本番は4回転フリップ-3回転トーループ、4回転トーループ、3回転半の構成にする予定。「冬」を選んだ点については「なんか(家族から)勧められて、そうしようと…」と笑わせ「あらためて滑ると、いいプログラムだなと思った」と印象を語った。

SPは11日に行われる。

◆世界国別対抗戦 6度目の開催となる国際スケート連盟(ISU)公認大会。6カ国が男女シングル各2人、ペア1組、アイスダンス1組の4種目8人で争う。各種目優勝は12点、2位は11点…と与えられ、合計点で争う。SP、フリー(アイスダンスはショートダンス、フリーダンス)ごとに区切るため、総合得点での順位は換算しない。各出場者(組)の総合得点はISU公認記録となる。