日本ラグビー協会名誉顧問(元名誉会長)で元早大監督の日比野弘(ひびの・ひろし)さんが14日に死去した。86歳だった。同協会が15日に発表した。

東京都出身の日比野さんは、現役時代は早大のWTBとして活躍。東横百貨店(現東急百貨店)へと進み、日本代表3キャップも手にした。早大の監督としては、チームを3度の大学日本一に導いた。日本代表監督も務め、83年には敵地でウェールズに24-29と大善戦。主将だったSO松尾雄治らと、世界に大きな爪痕を残した。

日本協会では理事、会長代行などを担い、11年W杯日本大会の招致委員長も務めた。同年W杯はニュージーランド開催となったが、19年W杯日本大会招致への大きなステップとなった。