アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずき(30=シスメックス)が12日、新潟・佐渡市内で会見を開いて心境を語った。左太もも裏の肉離れで欠場した北京五輪については「(テレビで)レースを見て、やはり五輪は難しいと感じた。欠場して申し訳なかったけど『万全で出ても(結果は)あまり良くなかったかも』とプラスに考えることができた」と感想を口にした。

 患部の状態については「だいぶ痛みはなくなってきた。筋力もだんだん戻ってきた」と説明。会見後には藤田監督の主宰する陸上教室にも参加した。

 新たな目標に掲げたロンドン五輪は34歳で迎えることになるが「年齢的なものはあまり関係ないと思う」。復帰レースは未定だが、徐々に練習を再開していく。