関東学生陸上連盟の青葉昌幸会長は16日、日本体育大陸上部の男子部員が合宿所で大麻事件を起こした不祥事で、同陸上部の活動自粛方針が甘いとして、箱根駅伝のシード権はく奪と6月末まで3カ月の出場停止処分を科す方針を明らかにした。日体大の了承を得た上で、17日にも発表する。

 関東学連はこの問題について13日の特別審査委員会で処分を検討したが、最終結論が出なかった。しかし、その後の委員会で処分方針をまとめ、日体大に伝えた。

 日体大は今年の箱根駅伝で3位に入り、シード権を獲得したが、次回は予選会からの出場となる。同陸上部は今月に入り、全部員を対象に4月末まで公式試合に出場させないなどの活動自粛方針を決定。しかし、関東学連では1年や6カ月の出場停止など厳罰処分を求める声が上がっていた。