陸上で短距離と長距離の王者が中間の距離で勝負したらどちらが勝つのか-。先の世界選手権で男子5000メートルと1万メートルの2冠に輝いたケネニサ・ベケレ(エチオピア)が3日、同選手権の100メートル、200メートルをともに世界新記録で制したウサイン・ボルト(ジャマイカ)に「彼が応じれば、対戦する準備はできている」と“挑戦状”を突きつけた。

 問題は勝負する距離。ボルトは「600メートルなら結構走れる。800メートルより長いと勝ち目はない」と言い、ベケレは「600メートルだとボルトに有利。700メートルは欲しい」。ベケレのマネジャーも「ボルト側に打診してみる」と実現の可能性を探るつもりだ。