新体操団体の新生フェアリージャパンが、ロンドン五輪でのメダル獲得に挑む。日本体操協会は14日、都内で会見を開き、ロンドン五輪を目指す新体操団体の日本代表(愛称・フェアリージャパン)8人を発表した。北京五輪に出場した旧フェアリージャパンから、田中琴乃、遠藤由華(ともに18)の2人が代表に残った。加えて、11、12月に行った2回のオーディションで新たに6人を選んだ。6人の平均年齢は約15歳。山崎新体操強化本部長は「ロンドンの次も狙えるほど若い。それも体の柔らかさなど、個々の能力が非常に高い」と期待を寄せた。

 8人の新生フェアリージャパンと代表スタッフは、15日から本場のロシア・サンクトペテルブルクに移住。来年9月の世界選手権(モスクワ)まで9カ月間、滞在し、本場の練習にもまれてくる。遠藤は「ロシアで学んで、北京でできなかったことをロンドンで成し遂げたい」と意気込みを語った。