全日本スキー連盟(SAJ)はバンクーバー五輪男子アルペン代表で追加枠を得られなかったのかというジャパーナ社などからの問い合わせに対し「1月17日のワールドカップ(W杯)終了時点で得た枠で五輪代表を決定した。追加は要望していない」と17日までに回答した。

 国際スキー連盟(FIS)が定めた国・地域別の基本出場枠で日本は「2」で、今季序盤のW杯の結果から佐々木明(エムシ)と皆川賢太郎(竹村総合設備)を選び、1月20日に発表した。ジャパーナ社が支援する湯浅直樹(スポーツアルペンク)は3番手となり、選ばれなかった。

 枠を返上した国が出たためにFISが同29日に急きょ余った枠を再配分したが、SAJは追加を希望しなかった。もし希望すれば、五輪開幕直前に2枠の追加を得られていた。