体重無差別で柔道の日本一を争う全日本選手権は29日、東京・日本武道館で行われ、高橋和彦4段(新日鉄)が2度目の出場で初優勝を飾った。

 25歳の高橋は、準々決勝でアテネ五輪金メダリストの鈴木桂治5段(国士舘大教)を、準決勝では2連覇を狙った穴井隆将5段(天理大職)をともに判定で破った。決勝は福岡・大牟田高と国士舘大の同級生で、やはり初優勝を狙った立山広喜4段(日本中央競馬会)に優勢勝ちした。