日本スケート連盟は8日、愛知・豊田市にある中京大オーロラアリーナで、フィギュア特別強化選手らの合宿を公開した。3月の世界選手権を制した浅田真央(19=中京大)は、6月から正式に浅田のジャンプコーチとなった長久保裕氏との練習を、初めて披露した。一からやり直しているジャンプを徹底的に反復練習。武器であるトリプルアクセル(3回転半)を含む3種類のジャンプを、合計30回以上も跳んだ。しかし、長久保コーチが「だいぶできてきた。しかし、まだまだ安定感がない」と言うように、この日もジャンプが成功したのは半分以下の10回程度。今季のプログラムも、ジャンプが完成しないため「まだ通しで練習していない」(浅田)。全体を見るメーンコーチも決まっておらず、10月のシーズンインに向け、世界女王の悪戦苦闘が続いている。