セーリングのロンドン五輪テスト大会は12日、五輪本番を実施する英国南部のウェーマス沖でメダル決定レースを行い、470級の女子で近藤愛、田畑和歌子組(アビーム)が総合優勝し、男子の松永鉄也、今村公彦組(スリーボンド)は総合4位だった。

 10日までに10レースを消化して地元の英国艇に次いで2位につけた近藤、田畑組はメダル決定レースで2位に入り、4位だった英国艇を総合で逆転した。

 北京五輪後にペアを組んだ近藤、田畑組は昨年8月にウェーマス沖で開催されたワールドカップ(W杯)で優勝し、同11月の広州アジア大会でも金メダルを獲得した。

 近藤愛の話

 1点差で負けていた英国を逆転できてうれしい。ここでたくさん試合をしたので、この海に慣れてきている。

 田畑和歌子の話

 緊張した。最終的に勝ててほっとしている。ウェーマスは独特なものがあるが、五輪と同じ時期の風の吹き方とか地形にかなり慣れてきた。五輪の準備としては最高に良くできたと思う。