ラグビー日本代表のロック大野均(33=東芝)が、W杯1次リーグ第2戦ニュージーランド戦(16日)で今大会初先発することが決まった。14日、試合地のハミルトンの宿舎ホテルで会見した大野は「私個人としては、ベストを尽くして、世界と競った試合をしたい」と淡々と話した。

 ラグビー選手としては珍しい福島・清陵情報高から日大工学部と進んだ大野は、東日本大震災で被災した福島県の出身。33歳のベテランは「被災された方々が試合を見て、元気になってもらえればいい」。故郷東北のために、優勝候補との一戦で全力を尽くす意気込みだ。